ロイヤル株式会社
業種
製造業(食品製造)
導入規模
101〜300名
利用目的
品質管理
月間120時間の工数削減に成功。1日200枚の帳票をペーパレス。カミナシで品質管理業務を劇的に改善

「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」などを運営するロイヤルグループの食品製造、物流、購買、サポートを行っている中核企業です。工場としては、船橋の東京工場と福岡工場があります。

500店舗以上に食品を供給しており、その品質管理にはとても力を入れられていて、徹底しています。一方で、『開業当初から20倍以上に増えた』というチェックや帳票の管理に、とても課題感を感じていたそうです。

特に、責任者の日々のルーティンワークや、監査前の準備などに苦労を感じていた同社は、カミナシ導入によって変化があったといいます。導入に至るまでの背景と、活用してからの変化を、ロイヤル株式会社福岡セントラルキッチンの皆様にお伺いしました。

課題

  • 大量の帳票のチェック、管理、監査対応
ロイヤル株式会社/

増える一方の帳票と責任者の負担。一言で言えば地獄!

カミナシ導入前の課題を教えてください

三浦さん:とにかく、現場の品質管理の帳票が多かったんです。記録の要求事項は年々上がって、私が入社したときから比べると、数十倍にはなってると思います。

毎日生産のために500枚以上の紙が使われていました。

その中でも、スタンバイ部門(計量部門)の帳票は200枚ほどあり、ハンコを押すだけでも相当な時間がかかってました。現場の責任者はもっと大変だったと思います。彼らの負担を軽減したいということをずっと考えていました。

佐藤さん:一言で言えば地獄でしたね・・・(笑)

私達は現場にいて、スムーズに作業を行える様に指示を出したり、環境を作ることが一番の仕事です。それをやりながら、空いた時間で前日分の帳票を1枚1枚チェックしていきます。

やはり現場が優先なので、チェックが溜まってしまうこともありました。人の記録というのは常に100%完全ではありません。

三浦さん:そのために、いくつかのチェックシートを1枚にまとめたり・・・ということはこれまでもやってきました。しかし、抜本的に変えるということまでは出来ていませんでした。

特にどんな点で苦労されていたのでしょか?

真鍋さん:2つあります。1つは記録が抜けていた場合ですね。やはり、人がやる作業ですから、100%完璧を求めても、難しい場合があります。それも、1日にかなりの量を急いで処理するので、注意喚起しても限界があります。

後から気づいて、内容を確認したりするのにとにかく手間がかかりますし、その時の記憶を思い出してもらわないといけない。こうした確認作業に時間を取られていました。

品質の管理には相当力を入れてらっしゃるんですね

濱崎さん:とても大切なことなので、しっかりやっています。
でもその業務自体は憂鬱です。文字ばかり眺めているので、眠くなりますし・・・(笑)

一同:笑。

はじめて現場から声を上げて始めたIT導入

そこで品質管理業務の効率化をお考えになったのですね?

三浦さん:はい。今の現場を改善するために、「ITを使っていこう!」と声を上げました。現場発信で進めたのは初めての取り組みでしたね。そんな中で、グループ会社でカミナシを使っているという紹介があったので、一度話を聞いてみようと思いました。
これまでも、いくつかシステムの提案を受けたことはあるのですが、現場の実情に合わなかったりと、難しさを感じていましたが、カミナシなら帳票を置き換えるイメージが湧きました。

カミナシは何が違ったんでしょうか?

三浦さん:スピード感ですね。
やはり、一番最初のバージョンではフィットしていない部分もありました。ただ何度もお話する中で、カミナシ自体もどんどん機能アップデートされていきましたよね。

『使える』から『使いやすい』、更には『使うのが当たり前』という状態に進化していきました。ただ、そのせいで社内で話したら『あれもやりたい!これも出来ないか』という話が出てきて、ハードルがすごく上がりましたよね。でも、私の中でハッピーエンドは明確で、とにかく200枚のスタンバイ帳票がなくなれば、それで良かったんです。

現場への浸透のヒミツは「もう印刷するのやめます!」

現場への導入の難しさなどを気にされる方も多くいらっしゃいます。どうやって現場へ浸透させたのでしょうか?

真鍋さん:「めんどくさい」みたいな声はありましたね。
作業者の人も、「変えないでいいじゃないの」というのは言われました。でも、とりあえずやりなさい、という風に進めました。最初は紙と併用して使ってもらっていたのですが・・・

濱崎さん:「明日から紙の印刷はしません!」という状況になってから変わりましたね(笑)

佐藤さん:現場に紙がないので、皆さんこれはもう、やるしかないってなりましたね!

真鍋さん:最初から紙印刷しなければ良かったと思ったくらいです。
現場の方は、常に与えられた環境でベストを尽くそうとします。紙がなく、現場にはITデバイスしか無いという状況になれば、そこで最善を尽くしてくれます。

今はびっくりするくらい、現場の作業者の方も不満や問題なども何もありません。これから導入される皆さんは、早く紙なくしてしまったほうがいいですね。

管理者の皆さんの負担や手間は狙い通り軽減出来ましたか?

真鍋さん:カミナシになってから、当日の帳票の記録に漏れや逸脱がないか?というのがその場で分かるようになりました。もし、抜け漏れなどがあっても、その場で伝えて対応できます。

200枚記録の内容をリアルタイムで把握することが出来るというのは以前では考えられないことでした。とても助かっています。

佐藤さん:私達自身も過去の作業のデータは格段に探しやすくなりました。
それに伴い、監査前のチェックは相当早くなりました。

昔だったら1枚ずつ確認していましたし、抜け漏れがあれば確認したりで2時間以上かかってたりしました。今は、それがないし、どこに問題があるのかがすぐに分かる。監査前のチェックは20分の1くらいの時間で終わってます。

今は人ではなく、カミナシがチェックしてくれて、カレンダー上で◯☓で見れます。
◯がついているところはチェックしなくていいですからね。

日々の仕事で言えば、今までは1日8時間ほどの業務で帳票の出力やチェックなどを行っていたのですが、4時間分くらいの仕事がなくなったと思います。

その空いた時間で、新規メニューの立ち上げに関わる業務を行えるようになりました。この点は一番大きかったと思います。

主役とハッピーエンドを明確にすることが成功の秘訣

編集後記

ロイヤル株式会社様とは、すでに導入前から数えると1年以上のお付き合いとなります。
現場にITを持ち込むことの大変さや、苦労を経て、カミナシを選んで頂きました。

成功した要因としては、やはり対象を絞りきったことだと思います。
「今回は、1日200枚使われてる計量部門の帳票をなくす」
「それ以外は、その後に順次進めればいい。まずは、ここだけやる」

と、当初から目的を明確にして進められていました。

ペーパレス化は大抵、対象を広げてしまい成果が出ないパターンが多くあります。
集中して進めることというのは重要だと感じました。