池田さん:工場全体の品質管理を行ってます。
毎日、パートスタッフの方と社員で、製造現場の温度確認、残留塩素濃度、消費期限の確認など、多岐にわたる項目のチェックを行なっています。
池田さん:工場中を歩き回って膨大な量のチェック表を現場に差し替えに行き、回収するという業務があります。これがとても負担でした。
また、回収して終わりではなく、チェック表は社員が全て間違いが無いかチェックをします。
それでも稀に抜け・漏れは発生してしまっていました。
池田さん:そうなんです。皆さん、軽く考えられるかもしれませんが、一人でチェックしながら工場中を歩き回るのはとても大変です。現場には材料や、機材などもあるので、帳票のある場所まで行くのも時間がかかったりします。カミナシであればデバイスを持って行くだけなのでとても楽です。
また、数値が確認できればどこからでも記録できるのは私達にとってとても助かりました。
池田さん:カミナシと聞いて、単純に紙を減らすだけだとイマイチだなと思ってました。本来の目的である品質管理が蔑ろになっては本末転倒であると考えていたんです。
現在の管理レベルは落とさず、紙も減らすということが両立できるかがポイントでした。
池田さん:自部署(品質管理部)に導入する際に特に大変な思いをした覚えはありません。むしろ自分の好き勝手な要望にエンジニアさんがどんどん答えて下さり、求めていた理想の機能を実装していただきました。
自分が業務フローを簡単に作れるので、正直ゲーム感覚で楽しんで導入させて頂きました(笑)
大変だったのは他部署にカミナシを展開する際にどうすればITに苦手意識を持たずに自部署に導入してもらえるかという点に悩みました。スマホやタブレットに慣れていない一部の高齢の方からの反発は発生しました。
池田さん:何でもそうですが、新しい物事を始める事に対して警戒する方は多いので、社内のシステム担当(小堀)と共同で社内向けにカミナシの使い方説明会を実施させていただきました。
ある日、出社時の体温・体調確認記録をカミナシへ移行する事になり、高齢の方から「俺達の世代はこういうの(タブレット)は無理。」という苦情がありました。
一度は慣れるまで紙の記録も並行しようかと思ったのですが、紙を置いておくといつまでもそれに頼ってしまいます。思い切って心を鬼にして紙を撤去しました。結果、使ってみれば案外慣れてしまうもので、今では何も言われなくなりました。
カミナシ:他社様でも、『実際に紙を出さなければあっさりと移行できてしまった』という声が多く出ています。それだけではなく、事前の説明会なども丁寧に行われていた効果も大きそうですね!
池田さん:結果的には、スモールスタートしたことで、まず自分たちがカミナシに習熟することが出来ましたし、その後広げるための想定も出来ました。
あとは、普段いちばん業務上の負担を感じている品管から始めるのはどの工場でもオススメ出来るやり方かも知れません。数人に伝えればいいので、何かを試すのもとても楽でした。
池田さん:以前は終業前に毎日の検査記録をダブルチェック、トリプルチェック、…ひいては出社している全員がチェック
をしていた状況でした。今ではカミナシがチェックをしてくれる為、社員は逸脱状況の確認をするだけです。
無駄な時間の削減と、精神的負担が無くなりました。そもそも一日使い果たした頭で終業前チェックなどまともに出来るはずが無いんです。
カミナシ:仰るとおりです。
チェック作業自体は全く生産性がない、人がやるべきではない業務だと思います。
池田さん:これまで1枚の紙を回覧してチェックしていたのが、PCがあれば誰でも同じものを確認できるようになったのも便利でした。記録も永久にデータで残りますし、簡単に引き出せるので安心です。
紙も削減でき、かつヒューマンエラーも防げて品質も担保できる為、今更紙には戻れないと思います。
池田さん:そうですね、実は良いな―と思っているのが、不明な点はチャットで気軽にいつでも質問できるところですね!レスポンスも早い為助かっています。
メールと違ってLINEのように既読もつく為、特に仰々しいメールが苦手な若い世代には馴染みやすいと思います。
お願いとしては、この1年だけでも随分とバージョンアップされている為、今後より使いやすくなるのが楽しみな一方で、仕様が大きく変更になる大型アップデートの前にβ版をリリースして下さると嬉しいです。
いきなり変わると、慣れないこともあるので・・・!
カミナシ:申し訳有りません(汗)
使用感を変えないように、アップデート頑張ります!
池田さん:宜しくお願いします!(笑)
将来同業他社でカミナシが当たり前の様に使われる様になると良いと思っていますし、使うべきだと思っています。頑張ってください!
デリカシェフさんでは品質管理部が先行導入することで、カミナシの導入を進めていきました。
これらの点でとてもスムーズに導入が進みました。
いきなり製造現場全体に入れるのが不安な現場であれば、今後はこの様な進め方も増えていくと感じました。