信頼される品質管理をデジタル活用で支えるプロセスセンターの挑戦サムネイル画像

有限会社かねやま

業種
製造業(食品製造)
導入規模
101〜300名
利用目的
ペーパーレス, 品質管理, 監査

信頼される品質管理をデジタル活用で支えるプロセスセンターの挑戦

〜1日1時間以上の業務時間削減 × 監査効率が向上〜

九州・鹿児島の青果卸・有限会社かねやまは、時代の流れとともに青果流通業における納品形態や消費者の生活様式が変化していることをいち早く捉え、業界に先駆けて加工野菜の製造、販売をスタートしました。現在では県内に5つの拠点を構え、新鮮な加工野菜をコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店や、病院、施設、飲食店といった調理の現場に届けています。 かねてよりデジタル活用への関心が強かった同社では、品質管理のデジタル化を目的にカミナシを導入しました。
導入の背景と効果について、営業商品部 次長 製造統括の植木様と営業商品部 課長 製造工場長の中田様にお話を伺いました。

導入前の課題

  • 品質管理、衛生管理など紙帳票の管理・承認・ 保管が管理者の業務を圧迫
  • 従来使用していた電子帳票システムは、現場に必要な機能が不足
  • 第二者監査、JFS-B認証の第三者監査で管理者の手間と時間が発生

導入後の効果

  • 紙帳票の管理・承認・保管にかかる業務時間を 1日あたり1時間以上削減
  • システムを活用して改善アイデアを実現できる環境になり、現場従業員の責任感が向上
  • カミナシを利用している取引先の第二者監査がスムーズに。JFS-B認証の監査もカミナシで 記録した帳票を提出

ー 事業内容について教えてください

植木様 : 野菜の卸流通をメイン事業に、野菜の加工・包装を行うプロセスセンター事業、加工事業や原料野菜の生産を行っています。スーパーマーケットやコンビニエンスストア等小売業者様、飲食事業者様だけでなく、医療事業者様や給食事業者様など、180を超えるお取引先様に製品を卸しています。従業員は100名程度、事業所は本社工場と知覧工場のほか、3箇所の仕分けセンターが稼働しています。

『生鮮青果物の総合商社』を掲げている通り、多様な事業を展開されていますね。お二人が担っている業務内容について教えてください

植木様:本社と知覧の2工場の製造〜出荷までを統括・管理をしています。
中田様:私は製造加工の現場に入っていて、工場全体、働く従業員の方の管理・把握、仕入れから出荷までの管理を担当しています。

ー お二人とも現場の管理を担っていらっしゃるのですね。カミナシを導入した背景を教えてください

中田様:カミナシを利用する前から別のシステムを使ってデジタル化に挑戦していました。当社では社長が先進的な取り組みを好んでおり、工場内で利用する帳票類は紙ベースではなく、システムを利用してデジタル化したほうが管理しやすいだろう、と考えていたんです。ただ、以前使っていたシステムは帳票に記録できる内容に制限があったり、回答に応じた分岐質問ができなかったり、現場に求められる機能に不足がありました。そんな中、社長が展示会でカミナシを見つけて「カミナシはどうか」と打診があり、話を聞いてみることになりました。カミナシは、現場に必要な機能が揃っていて以前使っていたツールよりできることが広がるイメージが持て、カミナシの導入に至りました。

ー 現在のカミナシのご利用状況を教えてください

中田様:現在利用している帳票は20種類程度です。室温や冷蔵庫 温度、電解水の管理やCCP(重要管理点)で設定している金属探知機の検査などで利用しています。1日30枚、月間で900枚程度の帳票をカミナシで記録しています。

植木様:本社工場の製造作業場で使っていますが、刃物や温度、ノートの管理や作業後の成果物の管理に利用しています。文字だけでなく写真でも記録をしています。 カミナシの利用前に使っていたツールでは「こうしたい」「ああしたい」と思ったときにできない部分や管理しにくい部分が多々出てきたんです。それがカミナシだと、やりたいと思ったことはほとんど実現できるので、困っていたことをどんどん改善できるようになりました。

ー どんなところが使いやすい点だと感じていますか

植木様:私はサイン(カミナシのレポート上に署名をする機能)がいいなと思っています。「誰がやりましたか」という問いに対して、タブレット上に自分で名前を書くことによってその人に責任の意識が高まるという点で、サインができるのはとてもいいと思っています。

中田様:紙帳票を運用していた頃は、紙をまとめてある場所が複数あったので、あっちに書きに行ったりこっちに書きに行ったりしていたんですが、タブレット1台で管理できるので動きがスムーズになって、時間が取られることがなくなりました。私が一番いいなと思っているのはダッシュボード機能です。わかりやすく一覧表示されるので、どこの作業室で記録が完了している、どこの作業室がまだやっていない、という状況がひと目でわかって助かっています。
また、以前のツールだと回答の選択肢が『Yes/No』しかなかったのが、内容によって『○・×』や数値、写真で記録するなど選択肢を自分たちで作ることができるし、回答によって次の分岐質問や指示を出せるのですごく便利になりました。

Group 305 (3)

2022年12月にJFS-B規格の取得でカミナシを利用されたと伺っています

植木様:そうですね。今回のJFS-B規格の監査では帳票の提出は全てカミナシで記録したものを提出しました(※)ので、監査の方が来社されたときもカミナシを利用してタブレットで説明しようと考えております。また、取引先様でカミナシを利用している企業様が増えてきていることもあり、第二者監査の際に、「今こういう感じでカミナシを使っていますよ」という流れを実際の画面でご説明すると「ちゃんとできていますね」と言っていただくこともありました。カミナシの仕組みを知っている企業様が増え、お話がスムーズに進むのも助かっています。

(※2023年2月にJFS-B規格取得完了)

カミナシを使っているお取引先様もいらっしゃるのですね

植木様:複数企業様いらっしゃいます。監査に来られたタイミングでカミナシを利用して記録していることをお話しすると安心していただけます。取引先企業様の中でも電子帳票に対する認知が高まっているおかげで監査のときに共有できるようになりましたし、カミナシで工夫をしている運用方法を私達が教えてもらうこともありますね。

導入時に工夫されたこと、苦労されたことはありますか

中田様:カミナシのシステム上に帳票を作り込む作業が一番時間のかかるところだと思ったので、正直かなりの負担を覚悟していました。ただ、実際にシステムを触りだすと1〜2日程度でスムーズに移行することができました。その後の、従業員に周知していく、やり方教えていくっていう部分は習慣を変える工程なので、繰り返し伝え続けて乗り越えました。

植木様:システムの移行で大変ということはなかったと思います。 以前のシステムで皆さんに記録業務に慣れていただいていたこともあり、ちょっとした変化にみんなが対応できるかな? という不安はありました。ただ、カミナシは現場のみんなが取り組みやすいツールだったので、スムーズに浸透できたと思います。1〜2週間で現場に利用方法を伝え、3〜4週間で実践的に動かしていくという流れで、1ヶ月ほどで現場に浸透しました。

 

カミナシの導入によって社内で変わったことはありますか

植木様:以前の電子帳票システムでは、記録はされているけれども誰がしたかわからないなど管理状況が見えない部分がありました。カミナシに変わってからは、サインがあることによってその人に確認もできるし、その人自身も確認されることによって「よりちゃんとしないと」という自覚を持つようになったんです。そこがすごくいいなと思っています。

中田様:今までと比べて、自分の名前を書くことも仕事になる、ということで、カミナシに帳票の記録をしにくるパートさんが増えていると感じています。遊びではありませんが、今までは『Yes /No』のチェックだけだったところが、記録をして自分の名前を書く楽しさがあるのではないでしょうか。

 

現場の方の楽しみや責任感の醸成など、様々な変化がありますね。カミナシを導入した成果を教えてください

中田様:管理側の人間の負担はすごく減りました。これまでは紙帳票を保管するファイルは1ヶ月あたり20〜30ファイル程度ありました。監査時にはそれらを一気に提出する必要があり、用意に手間と時間がかかっていましたが、タブレット1台だけになりました。また紙ベースだと上長が承認印を押す必要がありましたが、それがダッシュボードを見て操作するだけになったので、管理者の仕事が1日1時間以上は削減されていると思います。

植木様:同じ帳票の管理だとしても、日次の管理、週次の管理、月次の管理、この3つがあります。3ヶ月分だと100ファイルほどになりますので、それがタブレット1台になったというのが大きいですね。

kaneyama02

ー 今後のカミナシ活用の展望について教えてください

中田様:弊社の場合、市場から仕入れがあってから業務がスタートするので、仕入れの検品チェックから次の受け入れ時のチェックまで、全ての業務の流れをカミナシで一本化できればと考えています。
植木様:今は本社工場のみでの活用ですが、他拠点の知覧工場や荷捌き場でも紙をなくしていこうと考えているので、カミナシを導入していこうと思っています。

現場のこだわりポイント

野菜カットの替刃のラインナップが充実

かねやまの加工工場で取り揃えている、野菜をカットする際に使われる機械の替刃の種類は実に20種類以上。顧客の多様な要望に応えるうちにその数が次第に増えていったとのこと。「猫の手貸します。」を合言葉に、質にもこだわる顧客に合わせた商品設計と製造のノウハウを兼ね備えている。

 

 

 


 


※本内容は2023年1月現在のものになります。
※各サービスの仕様・デザイン等は改良のため予告なく一部変更することがあります。
※記載の会社名、各種名称等は、弊社および各社の商標または登録商標です。

新規CTA