現場DXアワードは、店舗や工場など、さまざまな現場にいるノンデスクワーカーの働き方を変革すべく、現場によるDXへのチャレンジやその取り組みに焦点を当てるアワードです。受賞企業の卓越した取り組みを広く社会に共有することで、現場DXのさらなる普及・拡大の一助となることを目的としています。
「DX」という言葉が注目され、政府によるDXへの推進支援政策も開始されてから数年が経過していますが、ノンデスクワーカーが働く現場までは浸透していないのが現状です。カミナシでは、そのような状況の中で自ら取り組み、現場を変革・改善している組織や人を応援したいと考え、本年より現場DXアワードの開催を決定しました。
初開催となる本年は、カミナシの利用企業を対象に、現場DXプロジェクトの「推進力」「成果」「汎用性」の3つを評価軸として審査を実施し、3社の受賞企業を決定しました。
【最優秀賞】群馬ミート株式会社
(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:征矢野 茂)
社内メンバーのITリテラシーが必ずしも高くない中で、若手と年配者のコミュニケーションを促し、DXツールの運用定着へ向けて社内を上手く巻き込むことに成功しました。本社工場内の製造工程以外の帳票においてペーパレス化を完了しており、年間で10,000枚以上の用紙削減、25,000枚以上のラベル削減など非常に高い削減効果を実現。社内の意識も変革しています。
【優秀賞】美保テクノス株式会社
(本社:鳥取県米子市、代表取締役社長:野津 健市)
現場スタッフの多くが前向きではなかった中で、地道に社内浸透の取り組みを続け、年間1,623,000円という導入効果を創出しています。より良い現場環境を目指して新たな施策やツールを取り込もうとするDX推進担当者の積極的な姿勢、そして圧倒的な実行力で、社内のDX意識を大きく変化させました。
【優秀賞】株式会社イオンファンタジー
(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:藤原徳也)
400店舗を超える多店舗展開でのDXに挑戦されました。年間約8,000人時の工数と67,500枚もの紙の削減など圧倒的な定量成果を実現し、さらに一部署での導入にとどまらず全社的なDXへとつなげています。また、各店舗で帳票をカスタマイズする必要のないように汎用性の高い帳票を作成し、多店舗展開のメンテナンスコストを下げることにも成功。再現性の高い現場DXを実現しました。
・選定対象:2023年6月1日までに『カミナシ』の利用契約を締結している法人企業
・審査方法:カスタマーサクセス担当者による選出・審査基準をもとにした選考
・審査基準:『カミナシ』導入におけるプロジェクト推進、成果、汎用性
・特設サイト:http://gemba-dx-award.kaminashi.jp/
・表彰式映像