『とんかつ まい泉』として人々に馴染み深いまい泉は、全国のデパ地下やエキナカの直営販売店約70店、レストラン13店のほか、卸事業、ケータリング事業、EC販売を展開しています。2008年にはサントリーホールディングスの傘下となり、2012年には初の海外店舗をタイに出店し、その後、フィリピン、マレーシア、インドネシアと、アジア一帯にグループの裾野を広げています。
創業時から変わらず「お客様第一のこころ」を大切に受け継がれるやわらかなとんかつの味と品質を支えているのは、工場での徹底した品質管理です。各工場では、ISO認証に加え、2021年にHACCPに基づく管理体制を構築し、より高水準で、安全・安心でおいしい商品を製造し続けています。
しかしその管理のために、1日450枚を超える紙の帳票が使われており、現場の管理業務を行う従業員の業務負荷が高まっていました。そこでまい泉では、安全・安心を支える製造過程の業務効率化を目的に『カミナシ』の導入を決定しました。
1. 年間16万枚分の紙帳票を100%デジタル化
承認作業に追われていた工場長の業務時間も月約40時間削減
まい泉の工場では、1日約450枚の紙の帳票を用いて品質や衛生の記録・管理を行っていました。その一方で、工場長や現場管理者には、帳票の印刷や各現場への配布、記録の確認、保管など、帳票が紙であることに起因する多くの業務が生じており、特に工場長は帳票の確認・承認業務だけでも毎日2時間を要している状況でした。『カミナシ』の導入によって製造に用いる紙帳票を100%デジタル化した結果、工場長は月約40時間分、現場管理者は月約10時間分の業務時間が効率化されました。
2. 外部監査時の対応も効率化
タブレットでの該当記録の検索と提示でスムーズな対応が可能に
これまでは、記録した紙の帳票は工場から離れた場所にある倉庫に運搬・保管していたため、ISO認証の更新時や納品先からの監査に対応する際には、その倉庫から該当する帳票を探して提示しなければならず、大きな業務負荷が生じていました。『カミナシ』導入後は、タブレット上で該当する記録を検索してスムーズに提示することが可能になり、現場管理者だけでなく現場従業員の業務も効率化されました。
3. 1日に複数回、所定の時間に行う衛生管理業務の漏れ・遅れを防ぐためアラート機能を活用
徹底した衛生管理を実現
まい泉の工場では、1日に複数回、所定の時間に毛髪混入などを防止するためのローラー掛けを行うルールを策定しています。カミナシのアラート機能を活用し、実施時間にタブレット上へアラートを表示させることで、作業の漏れや遅れを防止しています。万が一漏れや遅れが発生した場合も、現場管理者がリアルタイムでその状況を把握できるため、すぐに指導を行うことで徹底した衛生管理を実現しています。
製造に用いる紙帳票すべてを電子化、年間16万枚の紙削減を実現
〜外国人従業員の働きやすい環境づくりをツールで後押し〜
まい泉、『カミナシ』導入により年間16万枚の紙帳票と工場長の業務時間月約40時間を削減
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