OJT(On-the-Job Training)は、新人の早期戦力化や業務の習得に欠かせない教育手法です。しかし、現場任せで進めてしまうと、指導にばらつきが出たり、教える側・教わる側の負担が大きくなったりするケースも少なくありません。
本記事では、OJTの基本的な進め方から、成功させるためのポイント、よくあるつまずきの原因、実際の成功事例までを網羅的に解説します。これからOJTを始める企業担当者や、現場で新人を育てる立場にある方にとって、実践に役立つ内容を紹介します。
OJTをより効果的に進め、組織全体の育成力を高めるためのヒントとしてご活用ください。
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目次OJTのやり方・手順4ステップ
OJTを効果的に進めるには、ただ現場に立たせるだけでは不十分です。新人が自信を持って業務を覚え、実践できるようになるためには、指導のステップを体系的に踏むことが重要です。
OJTには、Show(やってみせる)、Tell(説明・解説する)、Do(やらせてみる)、Check(評価・追加指導を行う)という4つの基本ステップがあります。この順番に沿って指導を行うことで、新人が業務の流れを理解し、実際に動ける力を効率よく身につけられます。
ここでは、OJTを進めるうえで押さえておきたい4ステップの内容と、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
Show(やってみせる)
Tell(説明・解説する)
Do(やらせてみる)
Check(評価・追加指導を行う)
①Show(やってみせる)
指導者がやって見せる(Show)ステップです。実際に行って見せ、手本を示すことで、新人が作業のイメージや実際の動きをつかみやすくなります。
現場での作業が始まると、周囲の人の動きをゆっくり観察する時間はなかなか取れません。マニュアルや手順書だけではわかりにくい、タイミングや力加減、動作の細かいポイントを体感してもらうことが大切です。1度で覚えさせようとせず、同じ動作を何度かやって見せることで定着率が上がります。
実際の現場で行うよりも、ゆっくりと丁寧に工程ごとに分けて見せると、理解しやすくなります。
また、一度、一連の流れを見せてから、2度目で解説をしながらゆっくりと行う、というように工夫すると効果的な場合もあります。指導者は、やって見せたことに満足せず、教わる側が理解しているかを意識してください。
職種によっては、危険が伴う作業もあります。なぜその動作が必要なのか、どうして重要なのか、など補足をしながらやって見せることで、次のステップ②Tellの理解度も深まります。まずは以下の3つのポイントを押さえ、Show(見せる)を実践しましょう。
実際に行うときよりも、ゆっくりと丁寧に行う
何度かやってみせることで、流れをつかみやすくする
特に重要な操作や間違いやすい点は、口頭で注意するように伝える
②Tell(説明・解説する)
Tellは作業のやり方や意味、注意点を解説するフェーズです。Showで一連の流れをつかんでもらったのちに説明し、実際の動作をイメージしながらより深く理解し、納得感を持ってもらうためのステップです。
ここでは単純な手順の説明だけでなく、なぜその作業を行うのか、なぜ手順通りに行わねばならないのかを明確にします。この作業をするとどのような結果が得られるのか、順番を守らないとどんなことが起こるのか、など、バックグラウンドも伝えることで、教わる側が仕事に対して前向きに取り組めるようになります。
説明をする際は、一気に情報を与えるのではなく、作業や細かい工程ごとに、分けて話すようにしてください。やって見せたり、口頭で説明したりするだけでは、わかりにくい作業については、メモを取らせながら、適宜、図やイラストを交えて、学びを定着させます。
さらに、質問しやすい雰囲気を作り、わからないままにさせないことを心がけてください。Tell(説明・解説する)のポイントは以下の3つになります。
作業の意味や目的まで伝えると理解が深まる
一度に教えようとせず、作業ごとに区切って伝える
メモを取らせながら図やイラストを使ってわかりやすく説明し、定着率を上げる
③Do(やらせてみる)
OJTの3つ目のステップであるDoは、新人自身に実際の作業をやってもらう段階です。Showで動作を見て、Tellで内容を理解したうえで、ようやく自分でやってみるフェーズに入ります。ここでは知識を行動に変えること、つまり習得に向けた第一歩を踏み出すことが目的です。
このとき大切なのは、すぐに口を出さずにまずはShowとTellで覚えた知識を思い出しながら、通してやらせてみることです。途中で止めてしまうと、本人の流れや集中力が途切れてしまいます。多少ミスがあっても構わないので、最後までやり切らせ、自分のレベルを把握させます。
トレーナーは、やらせている間はできるだけ観察に徹する姿勢を持ってください。どの部分でつまずいているのか、説明をどこまで理解しているのかの見極めが、次のステップであるCheckの的確なフィードバックにつながります。
Doの段階は、新人にとって最も緊張感がある場面でもあります。温かく見守り、成功体験を積ませる姿勢が求められます。ポイントは以下の3つに集約されます。
途中で指摘せず、一度、通してやらせてみる
間違っても怒らず、学びのチャンスとして扱う
トレーナーは観察に徹する
④Check(評価・追加指導を行う)
OJTの最終ステップであるCheckでは、新人が行った作業を評価し、必要に応じてフィードバックや追加の指導を行います。この段階は、単なる採点ではなく、成長を促す重要なプロセスです。新人が自信を持って次に進むための後押しとして、前向きな声かけと具体的な指導が求められます。
チェックの際は、良かった点と改善点をセットで伝えると効果的です。まずは、よくできている点を認めたうえで、ここをこうするともっと良くなる、と伝えると、受け入れやすくなります。また「なんとなく違う」といった抽象的な言い方ではなく、行動レベルでの具体的なフィードバックを心がけることが大切です。
新人の理解度や習得度によっては、再度ShowやTellに戻る柔軟さも必要です。反復することで記憶が定着し、徐々に自信につながっていきます。また、次回の目標や改善点を共有することで、学びのサイクルが自然と生まれます。
Checkを単純な評価ではなく、成長のサポートと捉えることで、OJT全体の質が高まります。ポイントは以下の3つです。
できた点と改善点をセットで伝える
抽象的な評価ではなく、具体的なフィードバックを意識
場合によっては、次の課題や応用も提示
OJTを成功させるコツ5つ
OJTは、新人の早期戦力化や社内文化の浸透に有効な育成手法ですが、単に現場で教えればよいというものではありません。指導の質や環境によって、成果には大きな差が生まれます。
効果的なOJTを実現するためには、事前の準備や指導者の意識、日常のコミュニケーション、フィードバックの工夫、振り返りによる改善など、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、OJTを成功に導くために押さえておきたい5つのコツについて解説します。
OJTの事前準備を入念に行う
指導者の意識と教えるスキルを高める
日常的なコミュニケーションを大切にする
フィードバックし成長を継続的にサポートする
実施したOJTの振り返りと改善を行う
OJTの事前準備を入念に行う
OJTは、現場で仕事を通じて教えるスタイルだからこそ、行き当たりばったりではうまくいきません。教育のスタート段階で、目的や手段、研修の内容などをまとめた指導計画の準備が不可欠です。
業務習得、新人の戦力化、社内文化の浸透など、OJTの目的を明らかにし、それに合わせたスケジュールや項目を事前に整理しておき、指導の抜け漏れを防ぎます。
また、新人のスキルレベルや性格、理解のスピードに応じて柔軟に調整できるよう、余裕を持った計画設計が求められます。教える内容は、業務の流れに沿うだけでなく、教わる側の成長スピードに合わせて設計してください。たとえば、最初は簡単な作業から入り、徐々に判断を求められる仕事へ移行するような構成が理想です。
OJTを実施する現場にとっても、事前の準備により指導手順や内容が明確になり、教える側の負担も軽減されます。
指導者の意識と教えるスキルを高める
OJTの成否を左右するのは、教わる側よりも、教える側の姿勢やスキルです。どれだけ優れた育成計画があっても、指導するトレーナーの対応次第で、新人の学び方や成長スピードは大きく変わります。そのため、トレーナーには単に「やり方を教える」だけでなく、育成者としての意識が求められます。
まず大切なのは、自分が手本になる存在であると意識することです。仕事に対する姿勢や言葉遣い、報連相の仕方まで、新人は細かく見ています。「見て学べる環境」をつくることが、OJTのShow(やってみせる)につながります。
また、教えるスキルも必要です。業務に慣れている人ほど、無意識に自分にとっての当たり前、で説明してしまいがちですが、新人にとっては初めてのことばかりです。どうすればわかりやすく伝わるか、新人が理解できているかを意識しながら、丁寧な言葉選びと段階的な説明を心がけましょう。
指導を通じて仕事も見直せるのがOJTの良さです。トレーナー自身が成長する意識を持つことも、良いOJTにつながります。
日常的なコミュニケーションを大切にする
OJTを効果的に進めるためには、教える内容や手順だけでなく、日々のコミュニケーションの質も非常に重要です。新人は緊張や不安の中で業務を覚え用としています。質問していいのか、失敗したらどうしようと悩んでいるかもしれません。だからこそ、こまめな声かけや観察を通じて、安心して学べる環境づくりが必要になります。
特に意識したいのは、教えるとき以外のタイミングでも関わることです。業務の合間に困っていることはないか?今のやり方、やりやすかったか?など、ちょっとした一言をかけるだけでも、信頼関係の構築の糸口になります。新人からすると、自分を見てくれているのだと感じられることが、学ぶ意欲や報告・相談のしやすさにつながります。
また、失敗を叱るよりも、真摯に取り組む姿勢の承認を重視するのもポイントです。できたことをきちんと認めることが、次の行動へのモチベーションになります。注意や指導が必要な場面でも、まずは相手の努力や姿勢を認める姿勢が信頼関係を保つ鍵となります。
OJTは単なる業務指導ではなく、人を育てる対話の積み重ねです。日々のコミュニケーションの中に、その土台があります。
フィードバックし成長を継続的にサポートする
OJTでは、指導したら終わりではなく、その後のフォローとフィードバックが非常に大切です。新人は、業務を通じて、問題や改善点がないかを常に不安に思っています。その不安を解消し、成長につなげるためには、良いタイミングでの具体的なフィードバックが欠かせません。
フィードバックする際は、できていることと、改善すべきことをセットで伝えます。まずは良かった点を具体的に伝え、この調子で続けてほしいという安心感を与えたうえで、改善点を伝えると、相手は素直に受け取りやすくなります。また、指摘するだけでなく、次はこうしてみるともっと良くなると前向きな提案を加え、学ぶ意欲を引き出します。
伝える際は、「がんばっているけど、もう少し工夫が必要ですね」というように、言い方にも気を配ってください。フィードバックは指導ではなく、対話の機会ととらえ、相手の考えを引き出せたら理想的です。
継続的なフィードバックを通じて、新人は自信を持ち、少しずつ業務を自分のものにしていきます。
実施したOJTの振り返りと改善を行う
より効果的な育成を実現するためには、実施したOJTの内容や進行状況を定期的に振り返り、改善していくことが大切です。指導の中で感じた手ごたえや難しさ、予想外の反応なども、すべて貴重な学びの材料になります。
振り返りの際は、うまくいったことと、想定外だったことの両方を記録・整理すると、次回以降のOJTの質が高まります。例えば、この説明の仕方は伝わりやすかった、この業務は難しすぎたので段階を分けるべきだったといった気づきをまとめておくと、チーム全体のナレッジとして共有できます。
また、トレーナー同士での情報交換や定期的なOJT振り返りミーティングを設けると、より広い視点で改善が図れます。現場ごとに指導スタイルや職場の雰囲気が異なるため、他の人のやり方や工夫を知ることで、新しい発見や改善点が見えてくるでしょう。
振り返りと改善を繰り返せば、OJTは現場ごとに育っていく仕組みとなり、企業全体の育成力も高まっていきます。
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OJTがうまく行かない原因3つ
OJTは現場での実践を通じて人材を育てる有効な手法ですが、うまく機能しないケースも少なくありません。計画通りに進まない、指導が形だけになってしまう、思うように新人が育たないといった悩みを抱える現場も多いでしょう。
OJTがうまく行かない背景には、いくつかの共通した原因があります。ここでは、現場でよく見られる3つの原因を取り上げ、それぞれの問題点と改善の方向性について説明します。
教える目的やゴールが曖昧
指導者により内容にばらつきが出ている
指導者が多忙で教えるための十分な時間がとれていない
教える目的やゴールが曖昧
OJTがうまく行かない原因のひとつに、教える目的やゴールが明確になっていないことが挙げられます。新人にとって、目標や重視すべき点が不明確なままでは、ただ業務をこなすだけになり、学びが浅くなってしまいます。指導する側にとっても、目的が曖昧だと教え方に迷いが生じ、結果的にOJTの質が低下します。
たとえば、電話応対を覚えてもらうという目標だけで進めた場合でも、期限と到達点が定まっていないと、本人もトレーナーも進捗を確認しづらくなります。ゴールが不明確なまま業務だけを与えてしまうと、成長の実感も持ちづらく、モチベーションの低下やミスの発生にもつながります。
OJTを始める前に、この期間でどこまでできるようになればいいかという基準を設定し、それを新人にも共有しておくことが重要です。育成のゴールを明確にすることで、日々の指導内容にも一貫性が生まれ、OJTの成果が見えやすくなります。
指導者により内容にばらつきが出ている
OJTは現場での実践的な教育手法である一方、指導者の裁量に委ねられる部分が大きいため、人によって教える内容や伝え方が違うという問題が起こりやすくなります。
たとえば、あるトレーナーは手順を丁寧に教えてくれるのに、別のトレーナーは、見て覚えるように、と言うだけだったり、説明の順番や重点が異なっていたりすることがあります。これにより、新人が混乱し、正しい理解が定着しにくくなります。
このような指導のばらつきは、指導の標準化がされていないことが原因です。指導者ごとの経験やスタイルに任せているだけでは、一定の教育効果は見込めません。複数のトレーナーが関わる場合は特に、育成スケジュールや指導内容を共有し、チームで一貫した方針を持つことが求められます。
育成計画を記したOJTシートやチェックリストを活用して「何を・いつ・どのように教えるか」を可視化し、トレーナー間で情報共有する体制を整えることで、指導のばらつきを防ぎ、安定した教育効果が得られます。
指導者が多忙で教えるための十分な時間がとれていない
現場でのOJTがうまく進まない理由として多いのが、トレーナーの業務が多忙すぎて、育成に時間を割けない状況です。教える側が通常業務と並行して新人教育を行うため、「時間がないから後で教える」「教えたいけど余裕がない」という場面が頻発し、結果的にOJTの質が落ちてしまいます。
特に業務が繁忙期にあたっていたり、トレーナーが少人数のチームで複数の業務を抱えていたりすると、教えるタイミングそのものが確保できず、新人は「自分は邪魔になっていないか」と気を遣ってしまうこともあります。これにより、質問ができずに誤解したまま作業を続けてしまったり、学習意欲が低下したりする恐れがあります。
この課題を解決するには、あらかじめ「育成も業務のひとつ」として時間を確保する体制をつくることが必要です。OJTの予定を業務スケジュールに組み込み、指導時間を見える化、無理なく計画的に指導が進められるようにします。
OJTの成功事例
OJTの進め方やコツを知っても、実際の現場でどう活用されているのかがイメージできなければ、具体的な改善にはつながりません。ここでは、実際にOJTを効果的に取り入れ、成果を上げている企業の事例を2つ紹介します。
各社がどのような課題を抱え、それに対してどのような取り組みを行い、どんな成果を得たのかを知ることで、自社のOJT改善にも役立つヒントが得られるはずです。今後の人材育成の参考としてご覧ください。
株式会社山岡製作所
株式会社山岡製作所は、精密プレス金型や精密プラスチック金型の設計・製造を行う企業です。高度な加工技術を継承するためには、熟練工のノウハウを若手社員へ確実に伝えることが不可欠でした。しかし、属人化しやすい技能や暗黙知を、どのように可視化し、計画的に教育へ組み込むかが大きな課題となっていました。
同社は、独自の人材育成システムである山岡技能経営(MOS)を構築し、OJTを含めた全社的な教育体制を整えました。特に中心となっているのが、次の2つの取り組みです。
1つ目は、マンパワーアップ活動です。これは、社員が個別に設定したスキル向上や業務改善などのテーマに約1年かけて取り組むものです。活動結果は全社で発表され、優秀者には褒賞も授与されます。スーパー職人制度という独自の制度では、自身の経験や知識により、製品の要求品質・形状を自らのスキルで問題解決出来る技能者を認定しています。スーパー職人として認定を受けた従業員は、社内インストラクターとして後輩の指導に当たります。
2つ目は、スキル・マネジメント教育で、社員が講師となって、社内向けに多数の講座を開講しています。対象は一般社員から管理職まで幅広く、講義内容は200教科以上にのぼります。
いずれの取り組みも、時間外に実施されることで業務に支障なく学べる仕組みになっており、教える側・教わる側の両方が成長できるよう設計されています。
こうした取り組みによって、社員一人ひとりが主体的に学ぶ風土が醸成されました。業務改善や技術力向上に加えて、「教える文化」が社内に根づき、OJTの質も向上しています。教える側のスキルも高まることで、結果的に新人教育の効率化と、定着率の向上にもつながっています。人材育成を全社で支える仕組みにより、競争力の高い組織づくりが進んでいます。
参考:山岡技能経営|株式会社山岡製作所
参考:人材育成事例004|厚生労働省
トッパン・フォームズ株式会社
トッパン・フォームズ株式会社は、ビジネスフォームや情報ソリューションサービスを提供する企業です。社員の多様化が進む中で、誰もが能力を発揮できる職場環境の整備と、新入社員を計画的に育成する体制づくりが課題となっていました。特に、配属後のOJTが属人的になりやすく、育成の質にばらつきが出てしまう懸念がありました。
同社では、OJTトレーナー制度を導入し、新入社員一人につき1名のトレーナーが1年間専属で指導にあたる体制を整えました。トレーナーは業務知識の指導に加え、日常の相談役としても機能し、業務以外のコミュニケーションも大切にしています。
加えて、社員が自らのキャリアを選べる「自己申告制度」も導入しました。キャリアプランニング制、セルフアドバンス制、ジョブチャレンジ制の3つの制度があり、社員の希望と成長を支援する仕組みとなっています。
さらに、資格取得支援制度では、会社が認定した資格の受験費用を全額負担し、合格に向けた勉強会も実施しています。また、派遣社員やパートタイマーも対象とした、技能認定制度も導入されており、スキルの見える化と適切な処遇を実現しています。
こうした取り組みにより、新入社員の定着率や成長スピードが向上し、社員一人ひとりが安心してキャリアを築ける環境が整いました。OJTにおいても、専属トレーナーによる計画的な指導と信頼関係の構築により、質の高い育成が実現されています。全社的に「育てる文化」が定着し、多様な人材が活躍できる組織づくりに成功しています。
OJTの流れをつかみ実践につなげよう
OJTは、現場での実務を通じて人材を育てる、即戦力化に優れた育成手法です。しかし、ただ教えるだけでは十分な成果は得られません。Show、Tell、Do、Checkの4ステップを意識し、段階的に指導を行うことで、教わる側の理解度や習熟度が高まります。
また、事前準備や日々のコミュニケーション、振り返りによる改善を丁寧に積み重ねていくことで、OJTはより効果的なものになります。指導する側の意識と環境づくりも含めて、組織全体で育成に取り組む姿勢が求められます。
本記事で紹介した成功事例や進め方のポイントを、自社のOJTに照らし合わせて見直し、明日からの実践にぜひ活かしてください。OJTの流れをつかめば、人材育成はもっと成果の出る取り組みになります。

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