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Question

品質管理の自動化を実現するには、どの工程や記録をデジタル化すれば効果が出やすいですか?

Answer

品質管理の自動化を進めるには、まず「記録の定型業務」をデジタル化し、次に「記録データの活用」と「工程のフィードバック」を仕組み化することが重要です。特に点検、検査、記録の工程は、自動化の効果が出やすい領域です。

自動化の第一歩は、紙ベースで行っているチェックリストや報告書を、スマートフォンやタブレットでの入力に切り替えることです。これにより、記録ミス・記入漏れ・未提出といったヒューマンエラーを大幅に削減でき、帳票の集計・保管・確認も即座に行えるようになります。

自動化対象として特に効果的な業務には、以下のようなものがあります。

  • 日常点検・巡回記録(衛生状態・異物チェック・設備状態など)

  • 製品検査記録(寸法・外観・重量・ラベル確認など)

  • 異常・不適合報告書の作成・承認

  • 是正処置の記録と追跡

  • 教育・訓練の実施状況と確認テスト

これらは、定型的で記録の標準化がしやすく、自動化によって工数削減と品質の平準化が同時に実現できます。また、入力された情報をクラウド上で一元管理すれば、帳票ごとの履歴確認や、特定条件での検索、監査対応もスムーズになります。

次に進めるべきは、記録されたデータの活用です。集計・可視化ダッシュボードを導入することで、「どの工程で不良が多いのか」「どの項目で記入漏れが多いのか」といった傾向を把握でき、日々の改善活動に活かせます。

また、異常や傾向が見られた場合に、自動的にアラートを出したり、是正処置のフローを開始する仕組みを整えることで、PDCAの回転が加速し、属人的な判断や対応遅れを防げます。自動化は、単なる「作業効率化」ではなく、「品質が安定していることを仕組みで担保すること」が目的です。そのためには、現場での使いやすさ(UI・導線設計)や、作業者の教育・習熟度も含めた導入支援が必要です。

加えて、製造業では品種切替やライン変更が頻繁にあるため、自動化の仕組みが“現場ごとの柔軟な対応”に耐えられるかも重要です。入力帳票や検査項目が自由に設定・変更できるシステムでなければ、かえって現場の負担になります。

ただ、気を付けたいのが、紙ベースの記録とデジタル化の整合性が取れない場合です。最初は作業に慣れるためにもいきなり紙ベースの記録を止めるのではなく、多少手間でも同時に初めて、両者の整合性が限りなく一致するまですり合わせするようにしなければなりません。

まずは全型番で進めるのではなく、暫定的に大ロット品に絞り、安定した品質の実績がある型番からスタートするようにしましょう。現場の作業者が混乱しないように、代表型番で始めるのが理想的です。

カミナシでは、帳票や検査記録をアプリでデジタルで運用でき、異常時の通知、是正対応、履歴の蓄積・分析までを一元化できる仕組みを提供しています。記録から改善までのプロセスを自動化・定着させ、現場主導で品質を支える体制づくりを支援しています。

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執筆者:現場と人 編集部

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