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Question

設備保全業務の見える化を進めるには、どのような指標や管理ツールを導入すべきでしょうか?

Answer

設備保全の見える化を進めるには、「いつ」「どの設備で」「どんな作業が」「誰によって」「どう実施されたか」を記録・把握できる体制が不可欠です。そのためには、保全記録をデジタルで一元管理できるツールを活用し、KPI(指標)を設けて改善活動と連動させる必要があります。

まず、見える化の第一歩は、保全業務の情報収集と記録方法の整備です。現場では紙の点検表や作業報告書が使われているケースが多く、管理者が全体の状況を把握しづらいという課題があります。これを解決するためには、スマートフォンやタブレットで点検・修理・異常報告をリアルタイムに入力し、クラウド上で共有できる仕組みが効果的です。

次に、見える化にあたって指標設定が重要になります。

代表的なKPIとしては、以下のような項目があります。

  • MTBF(平均故障間隔)

  • MTTR(平均修理時間)

  • 故障件数や発生傾向(設備別、時間帯別)

  • 設備負荷率(エネルギーの消費量)

  • 対応までの所要時間(異常検知から復旧まで)

  • 点検の実施率や実施遅延率

これらの数値をダッシュボードで可視化することで、日々の保全活動の効果を“見える形”にし、改善のPDCAを回す土台になります。また、月別・ライン別・担当者別のデータを蓄積すれば、属人化や偏りの把握にもつながります。

保全内容を動画で撮影し、点検箇所や部品の交換手順、振動の計測など、紙ベースのマニュアルでは分かりづらい部分も、タブレットなどから共有することで、常にだれでも同じ作業ができるようにできます。

さらに、作業履歴が時系列で確認できることで、同一設備のトラブル傾向や不具合の再発防止にも貢献します。たとえば、「前回の点検から40日経過」「過去に同様の症状が2回発生」といった情報があれば、判断スピードと精度が向上します。

これ以外にも、消費される電力値が高い場合、モーターに負荷がかかっており、モーターの交換やベアリングの摩耗、プーリーの劣化など、後々設備の故障を招く要因を未然に防ぐことが可能です。

保全の見える化は、単なる報告集計ではなく、現場の状態を“リアルタイムで可視化し、誰もが共有できる”ことが重要です。そして、その情報をもとに“気づいて、動ける”組織をつくることがゴールです。

カミナシでは、設備点検や異常報告をアプリで記録し、設備別・工程別・時系列でのデータ集計・可視化が可能な仕組みを提供しています。保全現場の見える化を通じて、属人性の排除、予防保全への転換、業務改善の基盤整備を支援しています。

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執筆者:現場と人 編集部

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